5月 012016
 

HARBOR BUSINESS Online によると。

◆「パレオな男」の快適ビジネスヘルスハック 第1回

 ハーバービジネスオンラインをご覧の皆様、はじめまして。

 アンチエイジング&ライフハックブログ「パレオな男」管理人のYu Suzukiです。

 虚弱体質から独自の努力で8年をかけ持病をすべて克服し、公私ともに順調となった経験をもとに、今後、皆様の健康維持や仕事の効率アップに有益な情報をお伝えしていきたいと思います。

 どうぞよろしくお願いします。

◆長時間通勤は「年収4割アップでも割にあわない」

 さて、長時間の通勤が好きな人はいないでしょう。すし詰めの電車にゆられて過ごす時間は、ストレス以外の何者でもありません。

 ここ数年、科学の世界では「通勤」に関する研究が増えてきました。その結論はいずれも同じで、通勤時間が長くなるほど、あらゆる面で人生が不幸になるというのです。

 なかでも有名なのは、2004年に経済学者のブルーノ・フライ博士が発表した論文(1)でしょう。博士は1985–2003年にかけてドイツで行われた幸福度調査を分析し、「長時間の通勤がもたらすストレスの高さは、年収が40%アップしないと割に合わないほどだ」と断じたのです。なんとも過酷な結論です。

 もうひとつ面白いのが、2011年にウメオ大学から出た論文です(2)。スウェーデンで暮らす18万人の夫婦を調べたところ、夫の通勤時間が45分を超えると、離婚率が一気に40%も高くなったんだとか。

 その原因はハッキリしていませんが、研究者は2つの理由を想定しています。

・そもそも通勤時間が長いビジネスマンは仕事ができないので給料が低いから

・通勤時間が長いビジネスマンには、教育レベルが低い傾向があるから

 なんとも身もふたもない説ですね。

 さらに恐ろしいことに、長時間の通勤はあなたの体を確実にむしばんでいきます。

◆健康を蝕む長時間通勤

 例えばブラウン大学が2009年に行った研究(3)によれば、通勤時間が1分増えるごとに運動時間が0.0257分ずつ減り、睡眠時間は0.2205分のペースで少なくなる傾向があったとか。日本の通勤時間の平均は往復1時間17分なので、年間で約63時間も睡眠時間が消えていることになります。

 もちろん日米の通勤事情は異なりますが、アメリカの通勤時間が日本より20~30分ほど短い(4)ことを考えると、事態はより深刻かもしれません。

 運動と睡眠が不足すれば、当然ながら肥満の確率も高くなります。実際、カリフォルニア大学が2006年に行った調査では(4)、およそ10万人の健康データを分析したところ、通勤時間が長い人ほど肥満が多いという傾向がハッキリ出たそうです。

 以上の話をまとめると、通勤時間が長いとストレスが増え、離婚の確率が高まり、運動量と睡眠が減り、しかもデブになりやすいことに! 何とも恐ろしい話です。

 とはいえ、いくら長時間の通勤が長いと言っても、そう簡単に引っ越すわけにもいきません。どうにか長時間通勤のダメージをやわらげる方法はないものでしょうか?

◆長時間通勤のダメージを和らげる方法は?

 第一に、会社が在宅勤務制度を取り入れているならば、積極的に利用すべきでしょう。

 テレワークで生産性が下がると言われたのはもはや過去の話。2016年に南フロリダ大の研究者が過去の実験データを精査したところ、在宅勤務は社員のストレスを下げ、結果的に仕事のパフォーマンスが大幅に上がることがわかっています(6)。在宅勤務は、雇用者と労働者の両方に大きなメリットをもたらすわけですね。

 もし在宅勤務ができない場合は、仕事中の活動量を増やして通勤のダメージを相殺するしかありません。

 筆者のオススメは、立ったまま作業ができるスタンディングデスク(立ち机)です。グーグルやフェイスブックといった企業が導入して話題になった商品で、ここ数年で老化防止に効く可能性が数多く指摘されています(7)。

 特に2015年には岡村製作所がオフィス用のスタンディングデスクを発売。IKEAからも19,990円の立ち机が売りだされ、だいぶ手に入りやすくなってきました。

 また、スタンディングデスクが導入できない場合は、デスクの下に置いて使えるサイクル式のステッパーを使うのも手です。アメリカのベンチャー企業が開発した「Cubii」などは、ヒザがデスクに当たらないようにペダルの角度が設計されており、仕事中でも好きなだけ運動が可能です(8)。

 それも無理な場合は、せめて30~60分おきに立ちあがって15分のウォーキングを行うか、1日8,000歩を目指して歩くといった対策を講じましょう。とにかく日常的な活動量を増やすのが大事です。

 長時間通勤で命を削らぬよう、ぜひできるところから始めてくださいませ。

 Posted by at 7:12 PM

 Leave a Reply

(required)

(required)

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>