5月 022016
 

毎日新聞 によると。

 渋滞で車が遅々として進まない。やむなく残り1キロで駐車場に止め、下り坂を走った。雨もぱらつき始めた。

 混雑していると聞いた熊本市西区のガソリンスタンドは、16日午後3時ごろ、車列のピークがもう終わっていた。スタンドの写真を撮るのは諦め、近くに西区の避難者が集まる熊本県立総合体育館があったので、行ってみることにした。

 「昨夜、中にスペースがあるのに、入れてもらえなかった」と怒っている男性がいる。自治会長の那須保さん(68)に聞くと、体育館はもともと災害の避難所として想定されていなかったという。「本震で大勢の人が来たが、倒壊の恐れもあると判断し、車で過ごしてもらった」

 午後2時半にパンやおにぎりを配ったが、飲み水の支給がないらしい。そう話す間に、那須さんの携帯に自衛隊から電話が入った。「県や市に水をずっと要望しているんだが」とじれている。当初50~60人だった避難者は600~700人に膨れ上がっていた。

    ◆

 熊本大生の谷崎悠司さん(25)は、父の車で福岡に近い熊本県玉名市の祖母宅へ向かうところだった。「家は停電だし、大学も休校なので、遠くに避難します」。鹿児島から知人や親戚に迎えに来てもらった避難者も、複数見かけた。無事の再会を果たした男性は目頭を押さえた。

 駐車場の脇で、中学生くらいの女の子と小学生ほどの男児が、バレーボールで遊んでいた。しかし辺りに響く笑い声は、日常のそれとは違うのかもしれない。避難者の女性(30)は6歳の娘が「小さいなりに、いつも通り振る舞おうとしているようです」。親にくっついて離れない幼い子もいる。

 愛犬コーギーと散歩していた女性のイトウさん(57)は「近づいた子供にほえて泣かれちゃった」。気を使って車中泊するという。

 記事が仕上がり、民宿へ行く途中で車を止めて仮眠を取っていると、大雨になった。頭と体が重くてなかなか動き出せず、宿に着くともう深夜だった。

 Posted by at 10:38 PM

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