真央、左膝痛影響でスピードない…村主章枝のフィギュア評論…

スポーツ報知 によると。

 GPシリーズでは、本来の力を発揮できなかった浅田選手は、今回の滑りに注目が集まったがSP8位と出遅れてしまった。冒頭のトリプルアクセルがシングルになり、トリプルフリップ+ダブルループの連続ジャンプも初めのトリプルフリップが回転不足。ここで点数を取れなかったのが、非常に痛かった。

 左膝ケガの影響もあるのか、スピードも全体的になかった。現在の採点では、エッジの滑り具合、スピードがいかに速く進むかが見られている傾向にある。スピードがある、なしでは同じ種類のジャンプを成功させても出来栄え点が大きく異なる。

 今季は苦戦している浅田選手だが、それでも密度の濃い練習を積んできたはずである。自分を信じ、フリーに臨んでほしい。

 男子はフリーが行われ、宇野選手が逆転で初優勝した。4回転でステップアウトしたり、他のジャンプでも着氷でスピードがなくなり、詰まってしまったりと小さなミスはあったが、後半は立て直し、初Vを狙うプレッシャーがかかった大会の中でも、きっちりまとめてきた。

 宇野選手の武器は、4回転ジャンプだけではなく、スピンでもある。入り方が複雑だったり、ポジションが独創的だ。また、何と言っても回転速度が速い。現代スケートにおいては、レベルを上げるために複雑なポジションを取る必要があるが、そのために体をひねったりすると中心軸がずれるため、回転速度を保つのは非常に難しい。

 回転数を速くするには、回るポイントを一定に保つ必要があるが、プログラムの後半などになると体力も消耗しているため、意外に難しい。スピンでも高い得点を得られることは、ジャンプで例え失敗しても、カバーできるため非常に有利である。

 今大会では初優勝がかかり、納得のいく滑りではなかったと思うが、プレッシャーのかかった全日本選手権での経験は、今後に必ず生きてくる。その経験がどのように生きてくるのか、シーズン後半の大会が楽しみである

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