輝き再び高橋大輔「大人の演技」で魅了…全日本フィギュア男子SP2位

山陽新聞デジタル によると。

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)代表選考会を兼ねた全日本選手権第2日は22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、男子ショートプログラム(SP)で、今季現役復帰した32歳の高橋大輔(関大KFSC、倉敷・翠松高出)が高い演技点をマークし、88・52点で2位につけた。

 5年ぶりに全日本選手権に戻ってきた感想について、高橋は「居心地の良さを改めて感じた」と穏やかな表情で言う。「独特の緊張感、後輩との競り合い、観客の声援…。一番しっくりくる」。この舞台で滑ることのできる喜びを全身で感じていた。

 冷静さと情熱をしっかりコントロールした“大人の演技”で2位発進だ。序盤は「丁寧に、正確に」ジャンプやスピンをこなす。坂本龍一氏作曲のピアノと弦楽器による繊細な調べに身を任せたステップでは「感情を出すところは出した」と指先まで神経を通わせる。演技を終えると、気持ち良さそうに総立ちの観客の拍手を浴びた。

 ちょうど1年前、この大会で後輩たちが奮闘する姿に触発され、現役復帰へ心を動かされた。体の軸のバランスが大きく崩れるなどブランクは深刻で、夏場には足も痛めた。それでもかつてのような悲壮感はない。「試合を楽しみたい思いが人一倍あったから」―。

 復帰後に掲げた全日本選手権の最終グループ(6人)入りという目標をまずはクリアした。ことしの平昌五輪銀メダルの宇野らが鬼気迫る演技を見せる中、32歳は気負いなくフリーに臨む。「『高橋ってレジェンドと言われるだけあるな』と思ってもらえたら」。コメントも悠然としている。

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